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「人生は小さな必然の積み重ね」

2023年1月19日

「人生はなるようになる。小さな必然の積み重ね」

本日、読売の「時代の証言者」を読んでいますと、養老孟司さんの写真が目に飛び込んできました。

「人生、なるようになる。」・・・
<その原点は、なんか自分の意思で動いた記憶がほとんどありません。いくら「自由にしていい」と言われても、「嘘つけっ」て
感じます。選択できる範囲はおのずとかなり限られているように思います。欧米流の自分の意思で決める、とはまったく逆です
な。・・・・・・放っておくと人が歩くときに転ぶ穴を埋めるように、社会のニーズに応えることが仕事だと思っています。
だから依頼は基本断わりません。小さな必然からなる人生に後悔はありません。>

なるほど。!!養老節には、いつも頭が下がります。私の人生を振り返ってみても、高校の古文の恩師の授業中の掛け声で教師となり、初心の頃には、神戸の生徒指導と医者の重鎮から人間としてのあるべき姿を一つ屋根のもとで徹底的に指導され、その後、時代の波に載せられて教育現場で阪神淡路大震災の避難所と須磨の児童連続殺傷事件を追体験し、当時の文部省主催の「全国心の緊急会議」に神戸の現場の代表として出席し、その後、兵庫県の代表の仕事も何度か仰せられ、心のケアを推進していくことを余儀なくされました。そのため、教師現職中の休日に大学の臨床心理学を受講し、認定心理士の資格を取りました。教育現場では、震災9年を経過しても、登校直後から廊下のあちこちで泣いている女生徒やクラス全体の荒れにも出会い、少しでも生徒に還元できたらと考えたからです。教師退職直前には、夫の元上司だった校長会長の指導と依頼のもと、カウンセリングルームを立ち上げることにしました。その直後、ユングの指摘するシンクロニシティやコンステレーションが起こりました。それが現在にもいろんな形で繋がっています。やはり仕事とは、後々じっくりと考えるに、社会のニーズに応えることなんですね。教師現職中も多方面のいろんな依頼がありましたが、基本断わりませんでした。
本日、養老先生の予期せぬ「時代の証言者」と出会い、私の人生をいろいろと振り返ってみて、<ああ、それでよかったんだ!!>と納得がいきました。

人生は、小さな必然の積み重ね。全く先は予想できませんが、よく考えてみれば過去の瞬間・瞬間の点々が不思議と現在と重なっているんですね。本人には予想もできないサムシング・グレイトの壮大な計画。
結果的には、人生はなるようになっていくんですよね。!!