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「淋しい時には、淋しがるより仕方ない」・・・倉田百三

2023年2月11日

「淋しい時には、淋しがるより仕方ない」・・・倉田百三

人は誰でも淋しいものです。

これは戯曲「出家とその弟子」の中で、親鸞が弟子の唯円(ゆいえん)に向けて語る一節です。劇中のセリフですが、作家の
倉田百三の言葉として取り上げました。

あるとき唯円が親鸞に対して告白しました。「自分はこのところ淋しくて仕方がないのです。」と。

別に取り立てて原因があるわけでもありません。念仏を信じて生きていながら、理由もなく一人で涙がこぼれてきます。念仏
者がこんなことでいいのでしょうか、と親鸞に相談すると、親鸞はこう答えました。

「淋しいのが本当だよ。淋しい時には、淋しがるより仕方がないのだ」と。

<人生は淋しいものなのです>と覚悟を決めることで、なぜか心が軽くなったような気がしてきました。