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<「結構!」という言葉を使う資格がある>

2020年11月22日

<「結構!」という言葉を使う資格がある>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、<日光を見ないうちは結構と言うな>の文言が目に飛び込んできました。さて、何の
記事だろうかな?と好奇心をくすぐられました。

栃木県の日光東照宮は古来、<日光を見ないうちは結構と言うな>とたたえられてきました。語呂のよさからか、この成句、
明治の訪日外国人にもウケたようですね。

英国の女性旅行家、イザベラ・バードは1878年(明治11年)、日光に滞在し、自分には<「結構!」という言葉を使う資格が
ある>と記しています(「日本奥地紀行」)。便もよくなり、日光はニッポン観光の定番となります。

1885年秋に訪ねた仏海軍士官、ピエール・ロチも、自著「日本秋景」に成句を掲げています。皮肉屋だった人ですが、荘厳な
東照宮はもとより、実は日光街道にも賛辞を惜しんでいません。

宇都宮から急ぐうちに日が暮れます。金色の光に杉並木が照らされ、<太古の神殿の祭儀>のよう。さらに側道の苔(こけ)
や落葉には幼少期の記憶がよみがえり、<一瞬、私は自分がフランスにいるような気がした>といわれています。

秋色に染まる人里の美しさは、万国共通なんでしょうね。さる都道府県ランキングで最近、栃木県は魅力度最下位に沈みまし
た。地元からすれば「結構!」どころではないですが、慕わしい風景に暮らす幸福度はむろん余所(よそ)と比べるものでも
ないです」。と当コラムは結ばれていました。

日光東照宮の話は、なかなかいい話だと思いました。最終章の「慕わしい風景に暮らす幸福度は余所(よそ)と比べるものでもない。には大いに納得です。明治初期
に海外の人を唸らせた日本文化・日本人気質には大いに学ぶべきものがあると最近
、とみに思っています。

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