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<うまい寿司を食わしてやる>

2020年11月1日

<全国すしの日>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、「全国すしの日」の文言が目に留まり、戦前に活躍した漫画家、池部鈞(ひとし)
さんのエピソードに笑みがこみ上げてきました。

食欲の秋にして、今日は<全国すしの日>だといいます。そこで以前に一読、好きになった人物のこぼれ話を紹介してみま
す。戦前に活躍した漫画家、池部鈞(ひとし)さんです。

ラジオ放送草創期のことです。番組を作れる人はまだ少なく、漫画家も駆り出されていました。その一人だった池部さんは
ある時、<うまい寿司を食わしてやる>と息子を連れ、局へ向かいました。打ち上げでふるまわれるからです。

放送終了後、色とりどりの握りが出ました。茶碗酒が始まります。「一度、芝居をお書きになっては」と演出担当がヨイシ
ョしました。とたんに池部さんは我に返ります。「気恥ずかしいのが先ですな」。息子の首すじをつかみ、そのまま帰りの
車に乗ったのだそうです。

没落士族の家に生まれ、東京の下町で育った人です。そそっかしいですが、のさばるほど無神経ではありませんでした。す
しは食いたいし、さりながらと、甘言には踵(きびす)を返す心意気に、懐かしさを覚えます。

ちなみにすしを食べ損ねた息子とは、後に二枚目で売り出す池部良さんです。エッセー集「そよ風ときにはつむじ風」に<
空腹を抱え涙を流して寝た>と記します。文筆に長じた名優も没後10年になります」。と当コラムは結ばれていました。

今年はラジオ放送100年に当たるようです。SNS普及のこの時代にラジオの声の力は甚大です。ラジオ草創期のエピソード
は、私を大層元気にしてくれました。

カウンセリング 神戸市     カウンセリング恵(めぐみ)