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<さまざまの事おもひ出す桜かな>・・・芭蕉

2023年3月15日

<シャツ赤く三月の肥撒(ま)く男>・・・岩波浩吉郎
<さまざまの事おもひ出す桜かな>・・・芭蕉

本日「編集手帳」を読んでいますと、上記の2句の俳句が目に留まりました。
「農家は春先になると、畑に出て石灰などの肥やしをまきます。次の俳句が
映すのはそんな景色でしょうね。<シャツ赤く三月の肥撒く男>

「着ているシャツが赤い。それだけで老齢なご仁を連想します。若者は意外
に赤シャツを着ない」と、俳人の宮坂静生さんが著書に解説しています。
そう言われてみると、どこかの農村で一度は目にした情景に思えてきます。

人ではないものに、「老齢のご仁」を連想するニュースに接しました。日本
中のサクラで一番乗り。東京の観測史上記録に並ぶ速さで開花した靖国神社
の標本木です。

西日本を飛び越え、なぜ東京に桜前線が一足早く到着するのでしょうか。ソ
メイヨシノは樹齢40年以上になると、若い頃に比べて開花が早くなる傾向が
あるといいます。樹齢を重ねることで幹や葉の成長にエネルギーを割かず、
開花に集中できるとされます。温暖化などと無粋なことばかり言わず、年の
功を思って見上げる早咲きのサクラもいいものでしょうね。

これから列島の津々浦々が淡いピンクに染まっていきます。<さまざまなこ
とおもひ出す桜かな>(芭蕉)。さあ、何を思い出しましょう。」と当コラ
ムは結ばれていました。

ソメイヨシのは、樹齢40年以上になると、若い頃に比べて開花が早くなる
傾向があるというのも面白い発見でした。年の功なんですね。
<さまざまなことおもひ出す桜かな>・・・芭蕉の句もいいですね。
私の現在の心境とピタリと一致しました。