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<てふてふ(ちょうちょう)が一匹 韃靼(だったん)海峡を渡って行った>

2023年5月13日

<てふてふ(ちょうちょう)が一匹 韃靼(だったん)海峡を渡って行った>・・・安斎冬衛「春」

けなげな存在が、巨大なものに対峙する力強さ

現代詩を多く書いている安斎冬衛は、この詩が代表作となりました。ひらひらと
けなげに飛ぶ蝶が、荒々しくて巨大な韃靼海峡を渡る姿は、あまりにも強烈です
。見たことのない光景でも、ありありと目に浮かぶ「ソフト」と「ハード」の組
み合わせは、映像的な詩ともいえます。

蝶がシンプルに海を渡る幻想的な姿を描いた詩ですが、何か巨大なものに立ち向
かう蝶を自分に置き換えて味わう人もいるのではないでしょうか。ちなみに、韃
靼海峡は、今は間宮海峡と呼ばれています。
この詩が作られた当時も、名称は間宮海峡でしたが、韃靼海峡のほうが迫力ある
ということで、変更した経緯があります。