<ゆっくりゆっくり/あるいていて/おもそうなからが/かたつむりのランドセル>・・・小3「こどもの詩」
本日「編集手帳」を読んでいますと、上記のこどもの詩に心奪われました。
「以前、小学3年生の少女が「かたつむり」と題する作品を「こどもの詩」に
寄せていました。
<ゆっくりゆっくり/あるいていて/おもそうなからが/かたつむりのランドセル>
澄んだまなざしが小さい命をいたわっているようにも、重い荷物を背負って通学する
自分の姿を重ねているようにも思えます。ある学用品メーカーが昨年行った調査によ
りますと、小学1~3年生の93%がランドセルを重いと感じているといいます。
3人にひとりは、通学の際に肩や背中、腰に痛みを訴え、登校をいやがったこともあ
るといいます。教科書やテキストは分厚く、この頃はタブレット端末も加わりました。
荷物の総重量は平均4キロに上るというから、小学校低学年の体重の1割を優に超しま
す。2リットルのペットボトルを毎日2本しょって、学校までてくてく歩くことになり
ます。大人でもちょっと勘弁してもらいたい重さでしょうね。何とかしてあげられない
かとは思うものの、なかなか妙案が出ない問題になっています。
小さな背中が歩道を遠ざかります。新1年生の通学風景を見かける時節になりました。
学業はもちろんとして、転んでけがをしないことからまず心配になります」。と当コラ
ムは結ばれていました。
確かにランドセルは重いですね。私が教職の頃は、中学生の側弯検診がありました。
中学生の鞄もずっしりと重いです。側弯検診の結果がどう考察され、改善に至った
かは、無責任ながら知る余地はありませんでした。