<わが宿は花もてはやす人もなし…>光源氏(ひかるげんじ) 2023年2月20日 <わが宿は花もてはやす人もなし なににか春のたづね来つらん>・・・・・・「源氏物語」幻から 最愛の紫の上を亡くした光源氏のもとを訪ねた光の弟蛍宮への歌です。 紫の上が亡くなってから、わが家には花をもてはやす人はいません。 何ゆえあなた(春)は訪ねていらっしゃったのでしょうか。 庭の紅梅が咲きはじめていました。 40代当初、私は難解な源氏物語に挑戦していました。本日、読売の「四季」を 読んで、そのころを思い出し、引用しながら源氏物語の世界を味わいました。