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<アラヨッ。夢のように日は過ぎて>

2019年6月11日

<アラヨッ。夢のように日は過ぎて>

本日、コラム「編集手帳」を読んで居ますと、主人公<芦村タヨリ>のいつも元気な女性の話からスタートしました。35歳、独身、会社勤めのデザイナー。<年下男をコマすときは平気で十歳(とお)ぐらいサバをよむ)彼女にはわずか4文字の人生信条しかありません。<アラヨッ。>人生いろいろピンチが来ても(アラヨッ>の掛け声で飛び越えていきますー。田辺聖子さんの<夢のように日は過ぎて>の文言です。

田辺さんが91歳で亡くなりました。私は昨日夫から訃報を知らされました。<新源氏物語>を若き日に読破していたのを知っていたからでしょう。

田辺さん自身の人生の信条を読んで<アラヨッ。>と、思いました。かって編集者には(私がデビューした頃は、ご主人や息子さん、お兄さん、弟さん、家族を戦争で亡くした女性がたくさん入らした。私はそういう女性たちが元気になる小説を書きたい>と語られたようです。ご自身は終戦の年、早くにお父さんを失われたようです。

悲しいことが避けられないのが人生の一面とすれば、それは百も承知の上での<アラヨッ。>に違いないですね。

戦争体験者の生命力は素晴らしい。私も田辺さんと同年代の教員退職者から学童疎開のこと、神戸空襲で自宅が焼けたことetc.セミナーで神戸大学生と共に学びました。

何があっても、<アラヨッ。>の精神でいきたいものですね。

カウンセリング 神戸市    カウンセリング恵(めぐみ)