<ハッピークリスマス>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、コロナの感染拡大で今年の師走は、歳末の活気をあえて抑えた景色になりそうだとの記事が目に留まりました。
赤と緑のクリスマス飾りはいつもと変わりません。だがきのう近所の商店街を歩いていたとき、タイ焼き屋の店員さんの謝る声が
聞こえました。「今年のクリスマス抽選会は中止なんです」
抽選券をわたせないことをお客にすまなそうに断っていました。感染対策でしょうね。毎年ティッシュしか当たらなくても、わく
わくしながらガラポンを回していたことを浮かべ、少々さみしい心持ちになりました。
感染の拡大が物語るように冬コロナは手ごわいですね。今年の師走は多くの街の通りで、歳末の活気をあえて抑えた景色になるの
かもしれません。
立ち寄った喫茶店でジョン・レノンの<ハッピークリスマス>が流れていました。戦争は終わるのだと優しく呼びかける副題が付いていたのを思い出し、歌詞を見直してみました。<クリスマスが来たね/今年はどんなことをしたいんだい?/今年も、もう終わり/新しい年が始まるんだね・・・君が楽しんでいるといいな/身近な人も、大切な人も/お年寄りも、若い人も>
副題にある戦争はもちろん、コロナとの戦いのことではないけれど、亡きジョンが今年のために作ってくれた歌のように聞こえま
す」。と当コラムは結ばれていました。
私も、亡きジョンが今年のために作ってくれたように感じます。副題にある戦争はもちろん、コロナとの戦いのことではないけれどと筆者は述べられていますが私は、この文言から五木寛之さんの言葉を連想しました。五木寛之さんはこのコロナの時代を「心
の戦争の時代」だと述べられています。最終章の<新しい年が始まるんだね・・・君が楽しんでいるといいな/身近な人も、大切な人も/お年寄りも、若い人も>に大いに共感・共鳴です。だって、このコロナ禍で人の心が分断していっているのを感じて残念に思う場面も多いですから・・・。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)