<マネー(money)=「もーねい」>
本日の「編集手帳」を読んでいますと、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんの
中学校時代のエピソードを読んで教師とのやり取りが面白いなーと思いました。
岸田首相がやがて、迎える総選挙がやばいですね。
「ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんには苦手な教科があった。中学に入学して
早々、英語につまずいたという。
自伝に書き留めている。<その日はリーデイングの時間だった。先生に当てられた私は
、マネー(money)を「もーねい」と読んだ>。クラス中に大爆笑が起きた。先生いわく
「もーねいか。確かにお金はすぐなくなる」(「僕はこうして科学者になった」文芸春
秋)
お金がすぐになくなるのは国の懐事情しかりだろう。こども未来戦略方針と称する政府
の少子化対策が発表された。児童手当や子育て世代への給付に巨額の予算を伴うが、財
源がはっきりしない。
「歳出改革を徹底することで国民に実質的な追加負担は求めない」と岸田首相は述べた。
どうなのだろう。既存の予算を削り、年3兆円をひねり出すのは至難の業に違いない。
児童手当の拡充は来年10月分から実施するという。その前には歳出カットを議論する
時間も必要となる。
岸田首相は今国会の衆院解散はしないと言明した。英語が達者と評判の首相だが、いつ
か迎える総選挙に向け、マネーの発音が気になるところだろう」。と当コラムは結ばれ
ていました。