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<ミゾレフル>(霙みぞれ降る)

2020年12月19日

<ミゾレフル(霙降る)>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、徳富蘆花の「思出の記」の記事が目に飛び込んできました。何のことだろうかといつもながらの好奇心がそそのかされました。

徳富蘆花の「思出の記」は自伝的小説と銘打たれていますので、蘆花自身の体験だろうと思われます。主人公の青年が「ミゼラブル」(悲惨な)という英単語に接し、<ミゾレフル(霙降る)>冬の情景を思い浮かべる場面があります。

高速道路の管理者、プロの運転手さんにも予見できなかった冬の情景にちがいないですね。霙から雪に変わるやさしい降雪ではな
かったのです。新潟県の関越道で車が立ち往生し、3日にわたって多数が深い雪の中に取り残されました。

気象庁によれば、週末にかけてさらに寒気が強まり、日本海側を中心に再び大雪に見舞われるということです。

上皇さまが多雪地帯の事故に心を痛められていたのを思い出します。平成時代、誕生日(12月23日)にあたっての記者会見で、「高齢者の屋根の雪下ろしはいつも心配しています」と述べられたことがあります。雪害で95人が亡くなった冬を経てのことで、
ぽつりぽつりと発生する事故を積み重ねますと、これほどの数の被害になるのだと強調されました。

どうか慎重な行動を心がけていただきたいものです。感染症から身を守ることと合わせ、雪国の暮らしには命にかかわる厳しい
冬となりました」。と当コラムは結ばれていました。

日本海側を中心に降った大雪の影響でピーク時には2100台が立ち往生。自衛隊員ら700人態勢で除雪に当たったようですね。感染
症から身を守ることとともに雪国の暮らしには命にかかわる厳しい冬。ふっと、鴨野長明の「方丈記」の<無常観>が心に過ぎりました。

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