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<一隅を照らす>

2021年6月10日

<一隅を照らす>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、最澄の<一隅を照らす>の文言が目に留まりました。

「理髪店のせっけんの匂いのなかで、理髪師が日ごろ、どうやってカミソリの訓練をしているかを教えていただきました。
自分の体を使うということだそうです。

ヒジやヒザには骨が出ていたり、くぼんでいたり、微妙なでこぼこがあります。人のアゴや口の周りに似ているため、暇を
みてはそこに泡クリームを塗って練習するのだそうです。「お客にケガをさせるわけにはいかない。自分でまず痛い思いを
しながら一人前になるんです」

最澄の「一隅を照らす」とは、こんなことをいうのではないでしょうか。そと見ではわからない小さな光が集まって、商店
の並ぶ通りが街々にあるのだろうと思いました。

そんな光が弱々しくなって2度目の夏に入りました。経済のため、と語られることが多いですが、このごろではそれ以上の
何かのために消してはいけない光のように感じています。人流や営業時間の抑制が長くなるほど、暗がりが増えることは言
うまでもありません。

高齢者へのワクチン接種が各地でおおむね順調に進んでいます。職場や大学でも接種を急ぐ動きがあります。効果が表れる
のはいつでしょうか。じりじりとしか新規感染者の減らない、もどかしい日々がつづきます」。と、当コラムは結ばれてい
ました。

最澄の<一隅を照らす>という文言は、教員時代にカウンセラーの資格を取るのに通っていた大学の学長の好きな言葉でし
た。もちろん、私もそんな人間でありたいと思い続けてきました。政治家にとって<一隅を照らす>とは、道徳心の涵養な
くしては不可能なことを孔子の「論語」より学びました。人間は一生学び続けないと90%の人間がネガティブな人間にな
るとマーフィーは述べています。学ぶことで新しい発見があり、より幸せな人生が約束されるように思います。

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