• オープンしたきっかけ
  • コンセプト
  • カウンセリングの流れ
  • 料金について
  • カウンセラーの紹介
  • お客様の声
  • 会社概要

<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>⑲

2019年8月19日

<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>⑲

<長女と共有した金子みすずの世界>

金子みすず(1903年・明治36年~1930年・昭和5年)

1903年、山口県長門市生まれ。本名金子テル。大正末期、西條八十に<若き童謡詩人の巨星>と称賛され、すぐれた作品を発表し続けるも、26歳の若さで世を去る。

<私と小鳥と鈴と>

<私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面(じべた)を速く走れない。

私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄(うた)は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、 みんなちがって、 みんないい。>

仏教に<平等観>という教えがあります。<すべての事物は平等である>ということですね。<みんなちがっていて、みんないい>ということですね。平成8年から小学校の教科書に金子みすずさんが登場してきます。いまや、日本中の子どもたちが<みんなちがって、みんないい>と口ずさんでいるのですね。

みすずさんはまず自分と小鳥を比較しています。そして、空を飛ぶことでは小鳥にかなわないけれど、地面を走らせたら自分の勝ちだ、と、比較して自分の良い面をたたえています。つぎに美鈴さんは自分と鈴とを比較しました。そして、きれいな音を出すことでは鈴にかなわないけれど、唄をたくさん知っている点では自分の勝ちだ、と、ここでも自分の良い面をたたえています。

そして最後に<鈴と、小鳥と、それから私、みんな違って、みんないい>と、結論づけました。ここで気がつくことは、比較した上で<私の負けだ>とはけっして言っていないということですね。小鳥は小鳥、私は私、鈴は鈴、私は私、こう言って自分の良い面をたたえたその上での<みんなちがって、みんないい>なんですね。ここにこの詩の明るさがありますね。下を向く生き方ではなく上を向く生き方ですね。

<長女は、金子みすずさんの写真>を見て、<祖母>に似ているといいます。確かに着物姿で似ていると私も思います。でも、ひょっとして、<生き方の共通点があるのでは??>と、私は思っています。<私の母は詩を作るのが好き>で、私の幼少の頃は、自分が作った詩を私に向かって軽やかに<音読>していました。

(次に続きます)

カウンセリング 神戸市   カウンセリング恵(めぐみ)