<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針いました。盤>45
<恩師・祖父の影響を受けた世阿弥の世界>
明治生まれの祖父は、私が幼少の頃、よくラジオで能の番組を聞いていました。一緒にいた私は、何気にその頃の能の美声が脳裏に詰まっていました。また、大学時代は、幸いにも何故か学長の薫陶を受けることとなり、退職後まで面倒を見ていただくこととなりました。その恩師の元学長は、能に大変興味をもたれていました。その二人の影響を受けてか、私も体ごと能の世界に浸れるようです。
<初心忘るべからず>は、能の大成者である世阿弥の50代半ばの言葉のようです。世阿弥は初心には若人の初心、人生の時々の初心、老後の初心があるとし、これを忘れず生涯<習い>を続けよと言いました。
* <ただ、かへすがへす、初心を忘るべからず。> 「風姿花伝書」
* <是非の初心忘るべからず。 時々の初心忘るべからず。 老後の初心忘るべからず。>
* (好色・博徒・大酒・三重戒。これ古人の掟なり。> 「風姿花伝書」
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)