<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>48
<母と語った二宮尊徳の世界>
母と私の母校の小学校には二宮尊徳の銅像があります。そこで、小学校時代、母と二人で二宮尊徳について語り合ったことがありました。
二宮金次郎は、すでに徳川家による支配の土台がぐらついていた江戸時代末期に生きました。当時の通称では<金次郎>でしたが、一般に知られている二宮尊徳はあとになってつけられた号ですね。
二宮金次郎は子ども時代から百姓仕事をしながら本を読み、長じては関東を中心に農業改革をしたと通説では知られています。
* <人生は積小為大である。>
* <命のある者が、必ずしも生きている者とは言えない。 息絶えた者が必ずしも死んだ者とは言えない。 なぜならば、生死は行き来するものだからだ。 どこかで立ちどまることはない。> 「三才報徳金毛録」
* <楽しんだり遊んだりすることが いつも自分の器量の中で小さく、苦労して働くことが自分の器量を越えているならば、人は裕福になる。> 「三才報徳金毛録」
* <すべての最初は、自分の心を自分で治めることである。> 「三才報徳金毛録」
* <運のよしあしとは何か。 ここに一つの器がある。 この器におのれが加わる。 すると、器はどちらかへと傾く。 前後に、あるいは左右のどちらかに傾く。 これが運である。> 「二宮翁夜話続編」
* <世の中を平穏に渡るための三つの術がある。 その一つは勤勉。 二つ目は倹約。 三つ目は、他人のために尽くすことである。> 「二宮翁夜話」
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