<人生で初めて空気に重みを感じた>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、大舞台での重圧とは?何が始まるのかなあ!と持ち前の好奇心が始動し始めました。
「大舞台で感じる重圧を多くのスポーツ選手が口にします。五輪や世界選手権ともなれば、その大きさは計り知れないようで
す。「人生で初めて空気に重みを感じました」。そう振り返る選手もいます。
横綱は水の重みに耐えています。と言えば、お察しの方もいるでしょうね。駿河湾で発見され、ヨコヅナイワシと命名された
新種の深海魚です。生息する深さの海中では、小指の先ほどの面積に数百キロの水圧がかかるといわれています。
体長1メートル超の体全体で受け止めてきた力の大きさを想像するのは難しいですね。暗く冷たい深海での暮らしー思えばコ
ロナ禍の巣ごもり生活が、それに似ています。
感染拡大で再発令中の緊急事態宣言が延長される見通しとなりました。宣言下にある地域の多くで、医療体制は依然厳しいで
すね。我慢の日々が、今しばらく続くことになります。深海の横綱は厳しい環境に適応し、人知れず生きてきました。辛抱強
さを見習いたいところですが、気がふさぐときもあるでしょうね。
同じく海に暮らす生き物を詠んだ句があります。<憂きことを海月(くらげ)に語る海鼠(なまこ)かな>(黒柳召波)。
だれかに愚痴でも言って、気を紛らわします。そんな時間があってもいい」。と当コラムは結ばれていました。
ヨコヅナイワシの例えのごとく、長引くコロナ禍には閉塞感がつきまといますね。美容室の美容師さんが雑談で、<普通に仕
事がしたい>と話されていました。私も全く同感でした。コロナが終息するのは、いつのことやら・・・。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)