<今、母は子に何を語るべきか?>part4
3 母は子に、「祈ること」を語れ
(1)ひたむきに念ずることの尊さ
・母の涙は、百万言より多くを語っています。
・祈りは、母が子を思う心の原点ですね。
・母の「祈り」は、胎児のころから子どもに伝わっています。
母親は子どもの運命形成、人格形成、人間形成において、かなり大きな
役割を担っています。
・母親が自分をまだ未完成と思えばこそ生まれる「祈り」や「やさしさ」
未完成だからこそ、無限に人生の可能性を追求していける喜びもあるはず
ですね。
(2)「幸せ」を願う心
(3) 人間として大切なものをどう伝えるか
・母は子を、騙される人間より騙す人間にするな
・母は子どもに、人の目よりもたいせつな目があることを教えてやれ
ルース・べネディクトが「菊と刀」という著書のなかで、日本は「恥の文
化」だと象徴的に述べていますように、一番だいじな価値観は世間さまな
のであると書かれています。世間の目・人の目が気になるのですね。
バイブルに最高の価値観をおく欧米人は、誰がみていようといまいと神の目
は欺けない「罪の文化」なんですね。
欧米人の正義感を支えるバックボーンとなっているようですね。
それでは、日本人は、何を価値基準にすればいいのか?
天に対する畏敬の気持ち。あるいは、良心と言い換えてもいいのでしょう
ね。
私の歴任校のI校長先生が朝の職員打ち合わせでこう仰っていたのを思い
出しました。
「先生方。自分の行動について胸に手を当てて訊いてみて下さい。」と。
「なるほど!!」と私は、素直な気持ちで受け入れていました。
自分の良心に問うという精神の営みが、人間をつくっていくひとつの大切
な要素のかもしれませんね。
カウンセリング 神戸 カウンセリング恵(めぐみ)