<伏すること久しきものは、飛ぶこと必ず高く>・・・洪自誠(こうじせい)「菜根譚(さいこんたん)」
〇逆境の中で焦らず自分を磨けば、高く飛躍できる
「菜根譚」では、「鳥の中でも長く身を伏せて、力を蓄えていたもののほうが、一度飛び上がると、
ほかの鳥たちよりも高く飛ぶことができる」と説いています。言い換えれば、たとえ逆境の中でも
焦らず、自分を磨く努力を続けていれば、いつかは高く飛ぶことができる。
学生でもビジネスマンでも、実力は同じペースで伸びるわけではなく、焦らずに努力を続けること
で、ある日、鳥が飛び立つように飛躍するものなのだ、ということです。
誰でも実力を蓄える期間というものはあるので、自分の才能が花開くまでは、あきらめてはいけま
せん、ということです。それさえわきまえれば、成功を焦る気持ちを消すことができるでしょう。
・・・・・・「齋藤孝」著作集より引用しました。