<これから先の人生の喜びのすべてと引き換えに、今ほしい物を手に入れる人がいるだろうか?>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、前述の文言が目に跳び込んできました。
シェークスピアの物語詩「ルークリース」の一節です。
どんな人にも「いない」が答えのはずですね。
あしたを大事にしたいなら<今ほしいもの>がどれほどのものか考えよ、とシェークスピア
は言いたいのかもしれませんね。
高齢ドライバーの起こす交通事故の報に触れると、前述の文言を思い出しますね。
悩ましいのは高齢者の運転を一概に<今ほしい物>には例えられないことですね。
病院通いなど車の必要な事情は様々でしょうね。
とはいえ、ひとたび事故を起こせば、人生の喜びすべてと引き変えになります。
東京・池袋で87歳の男性の運転する車が暴走し、松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃ
ん(3歳)が亡くなりました。
残された夫は、「当たり前のように一緒に生きていけると思っていた大切な2人を失い、失
意の底にいる」と、話されています。
私の知人は、90歳ですが、高齢者の事故の多発で車の運転を止められました。
賢い選択だったと思います。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)