<凛(りん)として生きゐる母とおもふらし・・・>増谷千代子 2023年6月6日 <凛として生きゐる母とおもふらし いつまでならむおもはせておく>増谷千代子 「年老いた母の淋しさを知れば辛いだろう。子どもたちがそんな思いをしないですむよう、 母は気丈に生きていると「おもはせておく」、生きているかぎりは。この気持ちこそ凛と している。九十ニ歳の歌。 ・・・高齢者の短歌選集「老いの花」から・・・ 長谷川櫂さんの「四季」より引用しました。