<初蝶の遠きところを過ぎつあり>・・・山口誓子
本日、読売新聞の「四季」を読んでいますと、山口誓子の上記の句が目に留まりました。
「春、初めて姿を見せる蝶を初蝶といいます。この句は白い蝶か黄色い蝶か、遠くを一心
に飛んでゆく初蝶がくっきりと見えるというのですね。
春の喜びそのものの蝶の動きも、麗らかな天気も一句のうちにあります。」
今年は、まだ初蝶を見かけませんが、自宅には、いつも何種類かの蝶が訪れてきて私の手
に止まったり、私の周りをまわったりして神秘的な体験をさせてくれます。庭の手入れが
とても楽しくなります。