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<同じ穴の狢(むじな)>

2021年6月29日

<同じ穴の狢(むじな)>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、小泉八雲の記事があり心惹かれました。小泉八雲は私の尊敬する外国人の一人です。

「道を歩く男が、お堀端でかがみ泣く女に「困り事?」と声をかけます。振り向いた女に目と鼻と口はなく、逃げ込んだソバ
屋の主も卵のようにつるりとした顔で・・・。小泉八雲の怪談「狢(むじな)」を読み返しました。

ギリシャ生まれの八雲は、日本の素朴な民話を緊張感の漂う物語に仕立て直しました。狢がのっぺらぼうに化けて人を驚かす
話も「顔のない存在」への人々の心理的恐怖感を中核とします(牧野陽子「ラフカディオ・ハーン」(中公新書)

顔のない妖怪は今も闊歩します。水着姿の女子の画像をネットにばらまく不届き者はいるわ、SNSで事件被害者や病人を中傷す
る投稿者はいるわ、怖がらせる対象が子供や弱っている人だけにたちが悪いですね。

かと思えば、今月は、顔を目立たせようとするばかりに、有権者を化かそうとした元政治家の不始末が目につきました。実刑
判決を受けた元法相も、罰金を命じられた前経済産業相も、自分の正体を国民に説明していません。

一見関係がないようでも、実は似た悪事を働く人を<同じ穴の狢>と言います。「む(6)じ(2)な(7)」と語呂を合わ
せて、6月27日をご両人に進呈したい」。と当コラムは結ばれていました。

なるほど、今日は6月27日。コラムの最終章には笑ってしまいました。私もよくやることなので・・・。小泉八雲ことラフ
カディオ・ハーンは、まず鎌倉の大仏に魅せられ、民話など日本人の文化を大々的に世界に紹介しました。東大での講義録を
以前に読み漁ったこともあり、小泉八雲は私にとっての大ファンでもあります。

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