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<国会議事堂・・・多様性とのズレ>

2019年7月23日

<国会議事堂・・・多様性とのズレ>

本日、コラム「天声人語」を読んでいますと、40年前の車椅子の議員・八代英太さんの車いすの議員の参院での初の代表質問に臨んだ際、登壇方法をめぐって院側ともめました。<議事堂ばかりでなく、日本社会全体が、健康で自由に歩ける人を標準に作られています。その標準を考え直すときが来ました>八代さんが演壇から熱く訴えました。

今回、その参院に、難病の男性と重い障害のある女性が新たに議員として登院することになりました。れいわ新選組の新顔で、ともに大型の車いすが欠かせません。国会内や議員会館の移動には介助者の手を要するそうです。<2人の事情に即した対応はこれから協議します>と担当者は話しているようです。

議事堂が設計されたのは1世紀も前。時代とのズレは障害対応に限りません。1953年、国会議員に当選した市川房枝さんは女性専用トイレがないことに驚きました。要望して翌年設置されました。数は限られ、69年に初当選した土井たか子さんは<トイレはどこに?>と秘書に助けを求めたらしいのです。土井たか子さんの初当選は<山が動いた>発言で大いに盛り上がりましたね。

そんな議事堂史をたどれば、この国の政治が長い間、体に不自由のない年長の男性を<標準>にして動いてきたことがいやおうなしに見て取れます。多様な声を代表する国会の議場は、現代社会の隅々まで映す鏡でありたい。と、当コラムは結ばれていました。

国会議事堂が設計されてまる1世紀。歴史の変遷が手に取るように理解できます。私は教員だったため給料は男性と一緒でしたが、産休については、産前産後共に8週間の時代でした。1人目を出産した時は、辞めようとも思いましたが、魂レベルの好きで選んだ道でしたので、辞めることはまま成りませんでした。今は育児休暇が3年と充実してきています。多様性の時代を迎えて、現代社会の隅々まで見通せる国会をめざしたいものです。

 

カウンセリング 神戸市   カウンセリング恵(めぐみ)