<夏の野の繁みに咲ける姫百合の・・・> 2023年5月28日 <夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものそ>・・・大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ) 「姫百合は朱色の百合。梅雨のころ、草むらに可憐な花を咲かせる。その姫百合のように、あなたに恋心を気づいて もらえないのが切ない。大伴坂上郎女は「万葉集」編者の大伴家持(やかもち)の叔母、大伴一族の中心にいた。」 ・・・「万葉集」巻第八から。 <夏の野の草むらに可憐な花を咲かせる姫百合のようにあなたに恋心を気付いてもらえないのが切ない> 大伴家持の叔母の恋歌。素敵ですね。