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<天体とはおもえない太陽・・・>

2019年6月30日

<天体とはおもえない太陽・・・>

本日、コラム「編集手帳」を読んでいますと、<止観>が目に跳び込んできました。

仏教の修養法に<止観>があります。心を静めて智慧を起し、事物を正しく観ます。<日想観>はその一つで西方に沈みゆく太陽を見て、<極楽浄土>を観想します。司馬遼太郎さんの<大阪の原形>によると中世、難波(なにわ)・四天王寺での<日想観>が有名だったそうです。夕陽(ゆうひ)を見るために諸国から人が集まったようです。辺りは台地で、今も夕陽丘や夕陽ヶ丘の名がありますね。

学生の頃、好きでよく歩いた司馬さんは、ある夕、鮮やかな朱色で<天体とはおもえない太陽>が、漂うように沈んでいくさまを崖から眺めます。<息をわすれるような思い>がして<大阪の名所をあげよといわれれば、この崖ではないか>と思ったそうです。

難題を抱え、<崖っぷちでせめぎ合うリーダー>たちは、なにかしら光を見たのでしょうか。大阪でのG20首脳会議がきのう終わりました。笑顔あり、渋面あり。議論の合間に覗く顔は様々でした。一定の成果、との報を、まずは信じてみたいものですが・・・。

<見よ 燃える空 あの空に映るのは 人の世の苦しみ、争い そして愛ー>(阪田寛夫さん)できることならば、ご一行様を隠れた名所に案内したかった。と、当コラムは結ばれていました。

私は、可笑しくて笑ってしまいました。私は大学時代、<夕陽ヶ丘>の近くで下宿生活をしていました。ほんとうに、いい所ですね。話は変わりますが、私は、幼少の頃から、<雄大な夕日>のもとで農作業を終える両親の姿を<ミレーの晩鐘>と重ねていました。

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