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<寒星や・・・>

2020年12月2日

<寒星や 神の算盤 ただひそか>

本日、「編集手帳」を」読んでいますと、中村草田男の上記の句が目に留まりました。さて、何のことだろうといつもの
好奇心が動き始めました。

そろばんってすごいんだよ、と俳人の声が聞こえるかのような句が中村草田男にあります。<寒星や神の算盤ただひそか>

ほっそりとした外見からは想像できないほど、大きな数の計算をこなします。整然と並ぶ玉をさえざえと光る冬の星に例え
、宇宙を背景に神とたたえています。そんなスケールの大きな計算道具から派生した言葉が、「桁違い」もしくは「桁外れ
」だといいます。

ここ数日、二つの桁の違う数値を比べて、うんうんと唸(うな)って)います。人口に対する感染者の割合と「Go To
トラベル」利用者の中で感染した人の割合です。

前者は1・3億人のうち14万人なので、0・1%超。後者は4000万人のうちの180人なので、0・00045%ー3桁も
違っています。比べること自体ナンセンスなのか・・・と一歩下がって悩んでみたものの、一つの国に先の二つの数値が存
在することがどうしても理解しがたいです。

極小の数値のほうは国会で菅首相が胸を張って主張し、政府が「Go To]を推進する根拠の柱となっています。国民の健
康を、桁違い、桁外れに左右する数値であることもお分かりでしょうか」。と当コラムは結ばれていました。

「うーん」と唸ってしまいました。比較対照するものではないのがわからないのでしょうか。メンツを保つためには何でもす
る・・・国民に対して失礼極まるものです。国のリーダーとしての矜持を示してほしいものです。

カウンセリング 神戸市   カウンセリング恵(めぐみ)