<寺内貫太郎一家>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、小林亜星さんの訃報と記事が目に留まりました。
「永六輔さんが5年前に亡くなったとき、小林亜星さんは本紙の取材に盟友の残した歌の詞を口ずさみました。誰もが
永さんの代表作とはみなさない歌です。♪ババンババン バンバン いい湯だな
永さんとは戦時中の疎開先が近かったため思い出を語り合いました。「僕は親の差し入れを教師が食べるのを見た。ひ
もじさ、理不尽さ、終戦の解放感。それが僕らの世代の原点です。」
「いい湯だな」(作曲・いずみたく)は人気番組「8時だヨ!全員集合」に使われました。「楽しく生きることを肯定
しています。戦争で心の傷を受けた僕たちにとって、子供たちを幸せに育てることは切実な願いでした」
「寺内貫太郎一家」の貫太郎役が印象的な亜星さんですが、人生の比重は大きく作曲活動にありました。♪この木なんの
木 気になる気~。♪レナウン娘がワンサカ ワンサ~。アニメの主題歌では「魔法使いサリー」や「ひみつのアッコち
ゃん」でしょうか。かって耳になじんだメロデイーを次々浮かべながら、悲報に触れた方は多いことでしょうね。
亜星さんが88歳で亡くなりました。楽しく生きることを調べに乗せ、ささやいた人でしょうね」。と当コラムは結ばれ
ていました。
最終章の<楽しく生きることを調べに乗せ、ささやいた人でしょうね>。言い得て妙です。昭和の巨星がまた、一つ墜ち
ていきました。残念というしかありません。「寺内貫太郎一家」ですが、私の実家の祖父と重なりました。武骨で、温か
さに充ちた昭和のオヤジですね。いい思い出を有難うございました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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