< 小さな茶室・有待庵(ゆうたいあん)>
本日、コラム「天声人語」を読んでいますと、上記の小さな茶室<有待庵>の記事が目に留まりました。ひょっとして、神戸読書会の知人が披露してくれていた茶室かも??と咄嗟に思いました。大久保利通が西郷隆盛や岩倉具視らと密談を重ねたとされる場所です。現存することが5月に確認され、保存が決まったようです。
かって大久保低のあった敷地の奥に茶室はひっそりと残り、物置に使われていたそうです。地元のアマチュア歴史研究者、原田良子(りょうこ)さん(52)は、<もしや>と考えていたそうです。3方に大きな障子戸がある茶室らしからぬ構造は、危険を察知しやすく逃げやすいためと原田さんは見ています。元々は京都の別の場所にあり、薩長同盟の密談に使われたとの資料もあるようです。
歴史を見つめてきた建物ですが、発見が何日か遅ければどうなっていたのでしょうか??観光でにぎわう京都はいま再開発が進み、ホテルなどが増えています。由緒ある建物がこっそり姿を消していたらと心配になりますね。
元小学校教員の原田さんは歴史好き、推理好きから研究者になられたようです。素敵な人生ですね。大久保の家の周りは新撰組がうろうろしていたかも、などと楽しそうに話されていたとか。茶室は京都市が移築し、公開を予定しているようです。
京都は、刃を交えることと、政治を語ることが背中合わせだった幕末の匂いがありますね。明治5年に建築された私の実家にも、茶室がありました。京都に魅せられる人は多いですね。私の小学校の同級生も、京都大学に入学し、京都のお寺と祀りの虜となっていました。
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