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<小説家は「洞窟の語り手の末裔」>

2019年10月20日

<小説家は「洞窟の語り手の末裔」>

本日、朝日新聞を読んでいますと、「文化・文芸」の欄から村上春樹さんの記事が目に跳び込んできました。

作家の村上春樹さんが、イタリアの文学賞グリンザーネ賞を受賞し、授賞式に集まった地元のファンらの前で講演しました。タイトルは「洞窟の中の小さなかがり火」でした。

29歳で小説を書き始めた経緯から語り出しました。
「1960年代のカウンターカルチャーを経ていたので、大学を出て企業に勤める気はありませんでした」と、当時はジャズバーを経営されていたようです。

「リズムは文学において不可欠」であって、店に立って昼夜聴いていた音楽が小説家になるための訓練となっていたと振り返りました。

書きたいイメージや情景が浮かぶと、短い文章にして、いったん机の引き出しにしまいます。こうした「衝動的に書き付けた使い道のない文章」は時間をかけて熟成され、長い物語へと発展していきます。
作家生活を40年経た今も、このスタイルは変わらないらしいのです。

小説家にとって最も大事なのは、「物語に対する本来的な信頼感です」とも。『小説の歴史は人間が洞窟で暮らしていたときから存在します』。 かがり火の前で語られ、人々の空腹や恐怖からつかのま開放した物語が小説の原初形態で、小説家はこうした語り手の末裔(まつえい)だと語りました。
<僕の書いた物語が世界の色んな場所の暗闇を照らし、これからも照らし続けることができたら、それにまさる喜びはありません>。・・・・・・そう講演を締めくくりました。

「なるほどナア」と私は妙に納得しました。人類が集団生活をするころから、この語りは必要とされていたんだと感銘を受けました。

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