<征服したくなる>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、NATOの問題から台湾問題に触れられていました。
「欧米の国々が発足させた「北太西洋条約機構(NATO)」は世界史などで習います。何か国か?といった試験の問いを思い出し
ますと、いまでも額に汗がにじみます。
先日、海外のドラマで難しい顔のいらない解説を聞きました。米国の女性の国務長官が言います。「大戦を招いたのは近隣国間
の軍事力の格差よ。強大な武器を持った国は何かが欲しくて弱い国を征服したくなります。NATOができるまではその繰り返し・
・・」(「マダム・セレクタリー」シーズン3、23話)
先頃の先進7か国首脳会議の宣言に台湾問題が初めて明記されました。現状変更に向かう中国の動きを牽制したものです。
JR仙台駅の大型モニターに今、台湾の人たちの笑顔があふれているといいます。東日本大震災の際に届いた義援金や励ましへの
お礼を伝えたところ、礼の礼として「東北が大好き」「東北を旅行したい」などの思いを紙に書いて掲げる人たちの映像が返っ
てきたそうです。
海峡を挟んで位置する国が、<征服したくなる>欲求を抑える気もないことは言うまでもありません。先々が不安です。欲しい
ものは、駅のモニターに浮かぶ温かな笑顔ではないでしょうね>。と、当コラムは結ばれていました。
米国の女性の国務長官の言。「大戦を招いたのは近隣国間の軍事力の格差よ。強大な武器を持った国は何かが欲しくて弱い国を
征服したくなる。NATOができるまではその繰り返し・・・」言い得て妙ですね。台湾問題も時間をかけながらいい方向を模
索できることを祈ります。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)