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<感動してもらうために舞台で生き、活きる。・・・>

2021年6月26日

<感動してもらうために舞台で生き、活きる。二つのいきるを大切にしてきました>。

本日、「編集手帳」を読んでいますと、エネルギッシュな演技で客を魅了したアングラの女王、李麗腺さんの訃報の記事が目に留まりました。
「李麗仙さんは在日3世として生まれ、本名は李初子といいました。小中学校は星山初子の名で通りました。そして劇作家の唐十郎との結婚で日本に帰化し、大鶴初子となりました。   

最初の芸名は李礼仙。離婚した頃、後半生は麗しくの思いから李麗仙に変えました。五つの名前で俳優、妻、母として生きてきました。「どの名前にも愛着があります。生みの親は韓国で育ての親は日本。両方を大切にしたい」と自伝的エッセイに書いています。(「五つの名前」集英社)

李さんがそうきっぱりと語っていた時代は今と違います。在日という響きに潜む差別をのろうでもなく、もやもやを吹き飛ばす大きさがありました。

エネルギッシュな演技で芝居小屋の客を魅了したアングラの女王、李さんが79歳で亡くなりました。映画やテレビに出るようになってからも軸足は舞台に置きました。「腰巻お仙」「ニ都物語」・・・演劇ファンは下北沢の劇場に足を運べば、情熱的演技に触れることができました。

かっての本紙の取材に語っています。<感動してもらうために舞台で生き、活きます。二つのいきるを大切にしてきました」。役者のみならず、<麗しくいきる>とはそういうことでしょうね」。と当コラムは結ばれていました。

当コラムの最終章<麗しく生きる>とは、<感動してもらうために舞台で生き、活きます。二つのいきるを大切にしてきました。>には、<何故、いきるの?!>の普遍的な問いかけに最澄のいう「一隅を照らす」にも似た一つの示唆を与えられたような気がしました。

カウンセリング 神戸市   カウンセリング恵(めぐみ)