<感応道交(かんのうどうこう)>
<はたらきを感じて応じていれば 通じ会える道が拓けていく>
「まなぶ」は、弟子が師を真似て教養や技術を習得する「まねぶ」から来ていると
言われます。
大いなる自然の営みで発生し、陽が当たってあたたかくなれば儚(はかな)く消え
ていく雪でつくった「達磨(だるま)」を真似るスヌーピー。
仏教の根本である諸行無常や禅語の「感応道交」が思い浮かびます。
「感」は、仏さまの働きかけを人々が感じ取ること。
「応」は、仏さまが人々の願いに応じること。
「道交」は、人々と仏さまの心が行き交い、共鳴すること。
師と弟子が互いを信じ合い、心を通い合わせれば、たとえ師が亡くなっても、弟子
は歩むべき道を見失うことはありません。、
肉体は存在しなくても、そこには心が残っているのです。
多様さの中で惑うことがあったら、
「伝えたい」と「知りたい」が交われば、心は通じ合えるのだと、いうことを思い
出し、道を見失うことなく歩んでください。
・・・・・・谷川俊太郎さんの著作物より引用させていただきました。・・・・・・