< 故弁護士の 人生訓や 山笑ふ >
知人の弁護士の同僚だった故吉井先生の追悼集を読みました。
久々の感動で心が清められ、しゃっきと背筋が伸びました。
病床で書かれた人生訓です。
「・・・生を授けられ、これから将来に向かって、夢や希望を持つというより、死から逆に
生を考えるということが、非常に大事なことと思われます。・・・そう思ったときに、心の
余裕というものが生まれてくるように思うのです。・・・死からこそ、始まることを人間は
肝に銘ずるべきかと思います。・・・喜びや悲しみに人生はあるのですが、そこで多くの人
とめぐり逢い、おいしい食事を摂ったり、おいしい酒を飲んだりするのも、それはそれで非
常に楽しいことに変わりありません。
しかし、一方、悲しいことや、苦痛を味わわなければならないことも人間の一面でしょう。
ぺシミズムを味わうことも人間としてずいぶん大事なことです。・・・
人生は苦しいこともあるのだと、肝に銘ずるべきであると思います。」
<故弁護士の・・・>
2018年4月17日