<文楽人形の首(かしら)の内のセミクラゲのヒゲ・・・>
本日、コラム「編集手帳」を読んでいますと、<文楽人形の首(かしら)の内にはセミクジラのヒゲが部品に使ってある>の文言が目に跳び込んできました。
人形遣いの繊細な操作を正確に伝え、色気とか嘆きとか、魂が宿ったとしか言いようのない表情を生み出し増す。代替の利かない、大切な素材です。
日本の伝統文化の一端にふれたようで<なるほど!!>と納得しました。
古(いにしえ)の土器には漁の様子が刻まれています。時代時代の文献に肉や皮、油、骨など、<その恵を享受した記述>が残ります。日本人と鯨との長きつき合いをどう説いていくのでしょうか??捕鯨を巡る議論の場では文化の壁を乗り越えんと力を尽くした人が数々いたようです。
大西睦子さん(76)は海外での国際会議に手弁当で赴いて、舌に訴えました。28年前のことだそうです。44人が刺身や空揚げ、ステーキ、ハリハリうどんを堪能したと当時の記事にあるようです。大阪・千日前で鯨料理の店を切り盛りしつつ、何度もオブザーバーとして参加されたらしいのです。商業捕鯨は再開の模様で、安堵されたのか先日、半世紀余りに及んだ女将(おかみ)の生活に終止符を打ったようです。
<鯨にささげた一生、ほんまに楽しかった>満足感いっぱいの笑みで対応していたそうです。
聞く側の私もほんとに嬉しくなってきました。<ほんと、いい人生ですね!!!>
私も<教育>と<子育て>と<日本人の精神性と行動様式>について集大成し、伝えていける日が来ることを願い、精進していきたいと考えています。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)