<星々の悲しみ>
本日、コラム「編集手帳」を読んでいますと、宮田輝さんの若き日に書いた青春小説<星々の悲しみ>が目に跳び込んできました。
図書館に通うも勉強そっちのけで読書にふける浪人生が出てきます。あるとき、トルストイ<復活>を手にとる少し年上の女性の気を引きたくて(今年中に、あそこにある本を全部読むんですから>。ロシア文学などが収まる書家には300冊ほどの本が並んでいました。彼女は冗談と思い、微笑みを返します。
ドストエフスキー<カラマーゾフの兄弟>の<ミステリーカット版>を編訳者・頭木弘樹さんの近刊を春秋社から出版したそうです。文学の新しい広め方でしょうか??長編に何度も挫折したご自身の体験から、読みやすいミステリー部分を取り出して再構成されたらしいのです。
<文豪は笑はないもの梅雨に入る>山口優夢。肖像画に見る大作家はなぜか近寄りがたいような難しい顔をしていますね。
<星々の悲しみ>は、浪人生が勉強そっちのけで読書にふける姿は、<ほのぼの>としますね。
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