<春の語源は?>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、<春の語源>について書かれており、興味深々
で読み終えました。
「春の語源は「張る」「発る」「晴る」などといわれます。万物の生気みなぎるさまが
伝わるのは、英語のspringもそっくりです。春のほかに「バネ」「飛び立つ」といった
意があります。
コロナ感染症法上の位置づけが、「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」
に変わります。5月8日からなので、残りひと月ほどです。「新しい日常」などと言って
始まった暮らしが名実ともに終わります。
長かったか短かったか。多くの感想はやはり前者にちがいないです。制限のあれこれを
振り返れば、身も心もバネを利かせて弾け飛ぶ4月でしょうか。
ある計算をしてみました。人間は1日約1万5000リットルの空気を吸うといいます。
3年間だと1640万リットルになります。小学校にある25メートルプールに換算する
と、50基近くの容積に相当します。マスクはもちろんのこと、人と人との間を2メート
ルばかり空けたり、アクリル板で仕切ったりして、これほどの量の吸い込む息、吐き出
す息に気を使ってきたわけです。
「新しい日常」がもう、新しくはなくなってきました。先に記した三つの春の語源説で
は、「晴る」が似合う今日この頃でしょう」。とコラムは結ばれていました。
万物の生気みなぎるspring、「バネ」「飛び立つ」のごとく春を謳歌したいものですね。