<本降りになって出て行く雨宿り>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、上記の江戸川柳が目に飛び込んできました。「Go To キャンペーン」の記事と
解って面白くなってきました。
鉄道やバスのなかった時代は、にわか雨にあえば軒下を借りて降りやむのを待つしかなかったようです。江戸川柳にいくつも
の古句が残ります。
なかでも有名なのがこれでしょう。<本降りになって出ていく雨宿り>。様子を見ていますと、どんどん本降りになっていき
ます。しかたなくずぶぬれになって出ていくとき、ぐずぐずしなければよかったと悔やむ一句を先の3連休の景色に思い浮か
べました。
多くの観光地で行楽客の密集が見られました。「Go To キャンペーン」が後押ししたことは確かでしょう。感染が急拡
大する時期に、予算をさいてウイルスのよろこぶ環境を作っている場合ではあるまい。
政府のメッセージが弱くないでしょうか。西村経済再生相は先週、今後の感染状況を「神のみぞ知る」と述べました。それは
そうだとしても、国民の健康危機への憂慮を前面に押し出してほしかったです。感染防止と経済活動の両立をめざしてきまし
たが、ここに来て傾斜配分はどうなのでしょう。現状でいいか、感染防止に比重を移すか。迷いがあるように思えてならない
です。
<雨宿り出ようとしてはよしにする>。菅さんの困った顔が軒下にあるような」。と当コラムは結ばれていました。
本日、テレビを見ていますと、Go To キャンペーンについて橋本徹氏が「アクセルは踏むがブレーキがかからない」と
仰っていて、的を得た発言だと思っていました。西村経済再生相は本日、Go To キャンペーンについてエビデンス(科
学的根拠)がないと仰っていて〉又もや想像力のなさに失望しました。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)