<極夜祭>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、南極大陸の夏至の様子が書かれていました。
「会場は南極大陸内陸部の観測基地の食堂。正装して、「フォアグラのテリーヌ」などの逸品をナイフとフォークで食べる
観測隊員たちのしぐさが、どこかぎこちないのです。
南極で越冬する隊員の日常をコミカルに描いた映画「南極料理人」に、堺雅人さん演じる調理担当がフランス料理を供する
夕食会の場面があります。
今日は夏至。北半球は昼間の時間が1年で一番長くなりますが、南極では終日太陽が昇らない<極夜>が続いています。日
本の第62次南極観測隊の31人が越冬中の昭和基地や各国の基地はこの時期、<極夜祭>を盛大に祝います。正装での夕
食会は日本隊の伝統といいます。
昨年11月、日本を出た越冬隊の帰国予定は来年3月。映画の原作「面白南極料理人」(新潮文庫)の著者で越冬経験者の西
村淳さんは、祭りの頃の心境をこう書いています。「まだまだ続く越冬生活ですが、折り返し点をたった今通過したという
実感が押し寄せてきました」。今、越冬中の隊員も同じでしょうか。
出発時は既にコロナ禍の最中でした。3月にはどうなっているのでしょうか。収束に向け、折り返し点を通過したかどうかも
分からないのがもどかしいのです」。と当コラムは結ばれていました。
今日は夏至の日。昼間の時間が1年で一番長いのですね。実は私もここ最近はそう思いながら日が暮れるのを眺めていました。
南極での<極夜祭>では、終日太陽が昇らないのですね。<極夜祭>の夕食会は、正装で臨むという日本隊。日本隊の伝統文
化を誇らしく思いました。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)