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<無尽(むじん)・頼母子講(たのもしこう)>

2020年9月22日

<無尽(むじん)・頼母子講(たのもしこう)>

本日、「天声人語」を読んでいますと、<無尽(むじん)>の文言が目に飛び込んできました。

ご近所で風呂を貸し合う風呂無尽。本代をやりくりし合う書籍無尽。そして旅の費用を積み立てる旅行無尽。
山梨県人でないと、当コラム筆者のように意味がつかめず、頭がくらくらするのでは?

「無尽とは甲州各地でむかしから盛んな懇親会と庶民金融を兼ねた場です」と教えてくれたのは、山梨総合
研究所専務理事の村田俊也(しゅんや)さん(60)のようです。親しい仲間が毎月のように同じ店に集い
ます。飲食するだけでなく、その場で出し合う掛け金を基金として積み立て、順に貸し与えます。

最近では融資の性格は薄まったものの、気心の知れた仲間と本音で話す大切な機会である点は変わらないよ
うです。「中高の部活の友人とか、親しい同業者とか。助け合って一生付き合う覚悟が前提にあります」

そんな無尽にもコロナは襲いかかります。ことの性質上、3蜜は避けられないですね。カラオケや映画と並
び、地元では自粛の対象になり、飲食店は大打撃を受けました。自粛は6月に解かれ、店を支援する「無尽
でお助け」キャンペーンが県の旗振りで始まりました。

無尽は鎌倉時代から各地にあったとされ、頼母子講(たのもしこう)とも呼ばれました。改めて考えてみま
すと、これはノーベル平和賞に輝いたバングラデシュのグラミン銀行の思想ではないのでしょうか。担保を
取らず少額を貸し、数人が連帯責任を負います。助け合って生き抜く庶民の知恵そのものですね。

いまほど無尽という互助の精神が必要とされた時代があったでしょうか.したたかで温かいですね。世界の
隅々で「コロナ無尽」が動き出す日を思い浮かべます」と当コラムは結ばれていました。

「コロナ後の世界」は一体どうなるんでしょうね?!
 本日の鷲田清一先生の「折々のことば」には、人類学者のティム・インゴルドの「これほど知識が溢れて
いるのに、それが知恵に結びつかない時代は、実際これまでの歴史にはなかった」が引用されていました。
知恵とは、先人たちが大切に継承してきた文言ですね。
知恵とは、世界に飛び込み、それと語らう中で「道」を探すこと。今はこのバランスが崩れていると人類学
者は憂慮しているようです。
世界の隅々で「コロナ無尽」が動き出すといいですね。歴史の中にヒントが隠されているのでしょうね?

カウンセリング 神戸市   カウンセリング恵(めぐみ)