<生き抜いてやるぞ・・・>
本日、「天声人語」を読んでいますと、
今、開催されている写真家の田沼武能(たけよし)さん(90歳)の写真展「東京わが残像」の記事が書かれていました。
<生き抜いてやるぞ・・・>は、終戦の焼け跡からの復興から東京五輪までの十数年間の子どもたちの表情です。
田沼さんは、<昭和20・30年代は、撮るのが無性に楽しかった>と述懐されているようです。
現在も、120カ国以上を訪ね、子どもたちの日常の表情を撮られているようですね。
<このごろの日本の子どもたちの表情は優等生風>。
<昔は何がほしい。何がいやだと本心が顔に出ていました>。
と、語られているようです。
敗戦から立ち上がる日本の姿は映画やドラマ化されていますが、・・・・・・
<あの時代を駆け抜けた生身の人々の表情や顔つきをじっくり見ることのできる機会は
意外と少ない>。
このコラムの最後は<一瞬の表情の雄弁さを堪能した>。と、ありました。
私は、一昨年7月に教職員の退職者と神戸大学の学生を交えて<4世代の教育と音楽の
会>を開催しましたが・・・・・・。
90歳の退職者から神戸空襲で家が亡くなったこと。
子どもたちを連れて疎開したこと。
85歳の退職者からは、アメリカ人の機銃掃射で麦畑に逃げ込んだこと。
etc.
が話されました。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)