<産業の塩>
本日、「編集手帳」を読んでいますと、商社で働く御年90歳の玉置泰子さんの記事が目に飛び込んできました。
「必要としない製品を挙げるのが難しいです。その重要性から<産業の塩>と呼ばれるのがネジです。車1台で
数千本もが使われているそうです。
日本は世界屈指の技術を誇り、年間の出荷額は1兆円に上ります。用途やサイズは数限りなく、専門に扱う商社
があります。玉置泰子さんはそんな会社の総務部に勤めます。勤続64年、御年90歳。最高齢の総務部員として
ギネス世界記録に認定されました。
バスと地下鉄で大阪市内に通い、フルタイムで働きます。申請書類の作成とか雇用の手続きとか。還暦を過ぎて
学んだパソコンを使い、さくさくこなします。石油ショックやバブル崩壊など、数々の危機を身をもって知る生
き字引です。社員研修だは講師を担います。
経験に裏打ちされた言葉や姿勢は、時に職場の空気を引き締めるに違いないです。代わりの利かない大切なネジ
のような人材、その価値に気づき、適所に配した経営者の英断を思います。
年齢や性別など、凝り固まった価値観で語られた人事に嘆息するこの頃です。大切なのはネジ穴にピタリと合う
一本を見つけることでしょうね。ちなみに玉置さんの会社には、82歳の部長さんもいるらしいのです」。と当コ
ラムは結ばれていました。
人生100年時代の理想のキャリアウーマンですね。明るい話題を有難うございました。私にとってのロール・モデ
ルとして大切にしていきたいと思いました。玉置さんのますますのご奮闘をお祈りいたします。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)