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<百万石のお墨付き>

2020年9月26日

<百万石のお墨付き>

本日、「天声人語」を読んでいますと、<百万石のお墨付き>の文言が目に飛び込んできました。

関ヶ原の合戦の直前、伊達政宗は徳川方につきました。敵の軍勢を退けたら、東北一円の広大な
領地を与えるという証文を示されました。だが実際に与えられたのはごくわずか。世にいう<百
万石のお墨付き>です。

将軍や大名の時代は去りましたが、いまでもお墨付きは幅をきかせます。たとえば、4月に開か
れたコロナ対策の基本方針を決める政府の諮問委員会。全国の学校を一斉休校したい政府側が、
専門家からお墨付きを得ようと焦る姿が、議事録に記されていました。

「一斉休業が望ましいという専門家会議の見解を踏まえ」という文言を方針案に加えたい。そう
提案したのは政府側です。しかし一斉休校について専門会議で意見をまとめたことはありません。
出席した教授たちから疑問や異論が続きました。

文言の微修正を示されても、押し返します。「休ませないほうがいいのか」と担当の西村康稔大
臣に迫られたが、譲りません。「感染拡大していても子どもが教育を受ける権利を保障すべきで
す」「一斉に(きゅうこう)をやるのは無理があります」。最後まで妥協せず、提案を退けまし
た。

森友・加計の例を挙げるまでもなく、このごろ政府は会議も文書も中身を伏せたがります。だが、
こうやって討議の内容が明らかになれば、私たちはその過程を吟味でき、是非の判断もできます。
結論だけ示されて、さあ従えと命じられるのとは随分違います。

専門家のお墨付きは、都合のよい証文などではありません。丁々発止の一問一答が、政治と科学
のあるべき距離感を教えてくれました」。と当コラムは結ばれていました。

私はこのコラムを読んで、胸をすっとなでおろしました。国民には結論だけしか教えてもらえず、
最近は特に政治不信に陥っていました。このように議事録の経過がわかるとホッとします。民主
主義が形骸化してどんどん浸食されていく姿に、私は強い危機感を抱いていました。

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