< 立冬や 心打たれし 絵本かな >
先日、あまん きみこさんの絵本「おかあさんの目」を買いました。
早速、読んでみました。
イラストは、黒井 健さんでした。
黒井さんは、「ごんぎつね」「てぶくろを買いに」の絵本でお馴染みの画家さんでした。
私は、黒井さんの絵のタッチが大好きです。
それで、私は「おかあさんの目」の表紙絵にジーッと見とれてしまいました。
是非、近日中に模写をしてみたいと思いました。
この「おかあさんの目」の本文から引用します。
「せつこも、うつくしいものに出会ったら、いっしょうけんめい見つめなさい。
見つめると、それが目ににじんで、ちゃあんと心にすみつくのよ。そうすると、
いつだって目のまえに見えるようになるわ。だって、いまおかあさんのひとみ
にうつっていたでしょう?」
「わたしには、そのとき、そのことばの意味も、すこししかわかりませんでした。
けれど、うつくしいものに出会うたびに、いつもわたしは、おかあさんの目を 思い出しました」
私は、このくだりを読んで心がジーンとしました。
母子関係ならではの豊かな触れ合いを感じました。
過日、精神科医の岡田尊氏先生が、著書「母という病」の中で、「1歳半までの「愛着
の時代」にその人の人間性の基礎がつくられる」と、述べられておりました。
できたら3歳までの幼い時期にしっかりとした「しつけ」と「母子関係の豊かな情操・
感性の触れ合い」をしてほしいものだと願わずにおれません。
カウンセリング 神戸市 カウンセリング恵(めぐみ)