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<花びらを追ふ・・・>

2021年3月31日

<花びらを追ふ花びらを追ふ花びら>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、黄砂の記事が目に留まりました。さて、何が出てくるのだろうかとワクワクしながら
読み進んでいきました。

「歳時記によれば「霾(つちふる)」は春の季語。いにしえより黄砂はそう呼ばれてきました。有馬朗人さんに、大陸か遥か
な旅をした名僧を引いた一句があります。<霾や空海越えし海一つ>

福岡に広島、大阪と各地をくすんだ景色に変えた黄砂はきのう、東京など東日本にも及びました。洗濯物は干せないわ、視界
がかすんで運転が危なくなるわ・・・迷惑なものとばかり思っていましたところ、読売KODOMO新聞の先週号で以外な記事を読
みました。

地球の命を支える役目もあるらしいのです。海の小魚のえさとなる植物プランクトンは黄砂の運んでくる鉄分を栄養に育つと
いうらしいのです。

微生物を運んでくることもあります。近畿大学教授の牧輝弥さんは、能登半島沖の上空で採取した黄砂から納豆菌を発見しま
した。空から海から恵みを運んできてもらっているかと思うと、つちふる景色が違ったものに見えてきます。大陸から吹く季
節風のもと、大いなる春があるのでしょうね。

テレビ番組の俳句添削でおなじみの夏井いつきさんに、春風を好きにさせてもらった作品があります。<花びらを追ふ花びら
を追ふ花びら>。いまの時節、桜のそばで見られます」。と当コラムは結ばれていました。

黄砂についての新しい発見。心が和みました。地球規模での生態系のバランス感覚が働いているのですね。ホッと胸を撫で降
ろしました。<花びらを追ふ花びらを追ふ花びら>夏井いつきさんの句は素敵ですね。思わず口ずさみたくなりました。

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