<花散るや 海へ押し入る 川濁り>・・・幹自聲(かんじせい) 2023年4月13日 本日、「四季」を読んでいますと、桜吹雪の情景の句に出会いました。 花びらを浮かべたまま、海に流れ込んでゆく情景。とても美しいと思い ました。 「川が濁るといえば排水で濁ると思ってしまいますが、この句はそうで はなさそうです。上流の雪解け水をたたえて濁っているのでしょうね。 いわば春の濁り。桜の散るころ、花びらを浮かべたまま、海へ流れ込ん でゆきます。」