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<金色の小さき鳥のかたちして・・・>

2020年12月3日

<金色の小さき鳥のかたちしていちょう散るなり夕日の丘に>

本日、「編集手帳」を読んでいますと、イチョウの記事が載っていました。西神中央のプレンティにもイチョウ並木があり、
毎年黄色のトンネルを満喫しています。最終章の与謝野晶子の上記の歌は目の前に情景が見えるようでほんとうに美しいです
ね。

イチョウは元来、日本にはなかったといわれています。いつ伝来したのでしょうか?国文学者の吉海直人さんが古典に探した
ところ、平安期の「枕草子」や「源氏物語」には記述が見あたらなかったといいます。

「銀杏」として定着したのは室町時代の1400年代とされています。したがって、各地の樹齢1000年を超えるという大
木はほとんどが言い伝えではないかと、吉海さんは著書「暮らしの古典歳時記」(角川選書)にやや残念そうに書いています

これがイチョウ並木となると、歴史ははっきりしています。燃えにくい木であるため関東大震災以後に街路樹として需要が高
まりました。

黄葉の季節が来ています。秋から冬にそっと踏み出すために作られたかのような黄色のトンネルが目を和ませます。日本気象
協会が公開する「黄葉・落葉マップ」を見ました。静岡市や福井市、高松市では黄葉するやいなや、落葉もはじまったと告げ
ています。

散歩がてらに落葉を見かけ、与謝野晶子の歌を浮かべた方もいらっしゃるでしょうね。<金色の小さき鳥のかたちしていちょ
う散るなり夕日の丘に>。来年はマスクなしで小鳥たちと戯れたいものです」。と当コラムは結ばれていました。

今日のコラムは元気が出ました。教育学者で哲学者の森信三先生は、教師であれば俳句か短歌を詠んでほしい。リズム感が生
まれるから・・・と述べられています。私は10年前から我流で俳句を詠んでいますが、ある本で漢文・古文はリズム感が養
われると教わりました。高校時代の漢文・古文の恩師から<うぬぼれもいい加減にしろ!>と級友を代表して諭されていまし
たが、71歳にして改めて恩師のご厚情が伺えて感謝です。教育の力の奥深さ・偉大さに脱帽です。

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