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<うまく話せないときほど、・・・>

2019年11月21日

<うまく話せないときほど、言葉の近くにいる感じがする。>   最果(さいはて)タヒ

10月19日の鷲田清一先生の「折々のことば」を読んでいますと、言葉は「きみの生中継」の文言が眼に跳び込んできました。オチや起承転結をつけようなどと気配りせず、「うまく言えないことをうまく言えないまま、言葉にしてほしい」と詩人はいう。そして「面白くない事、意味のわからないことを、だらだらと話してしまう人を見ると、愛されて生きてきたんだなあ、と感動する」と。だらだらはささやかな幸福の肌ざわり。・・・と、ありました。  随筆集「きみのいい訳は最高の芸術」から  

読んでみて、なかなか面白いなあと思いました。
今、ラジオの収録をしているんですが、<あるがままでいいんだ!!>と、気持ちがとっても楽になりました。

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<うろこ雲・・・>

2019年11月14日

< 鱗雲 煌々と照る 月夜かな >

仕事の帰り道、車窓から月に煌々と照らされた鱗雲を見る事ができました。
鱗雲がこんなに綺麗に映し出されて、まるでおとぎの国のようでした。
家に辿りつくまで隣の夫と月と鱗雲を愛でながらの素晴らしい光景でした。

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<収録の・・・>

2019年11月1日

<収録の 帰路の夕映え 秋の色>

昨日、ラジオ関西で収録がありました。11月3日から毎週日曜日の夕方の6時45分から7時まで6ヶ月間、コメンテーターとして「リーダーの条件」に出演することとなりました。
サブタイトルは「岩石ひで子の人生の羅針盤」です。

ついこの間の1月<古希>を迎え、<そろそろ人生の集大成ができたらいいなあ!!>と考えていました。今まで皆様方に大きく支えられながら、楽しく充実した人生を歩むことができ<皆様への感謝の恩送りができたら~>と願っていたところでした。

たまたま、10月に入り、有り難いことに上記の「ラジオ関西」出演の話が手元に届きました。

昨日の収録の帰り道は、夕映えがとっても美しく、私たちスタッフ一同を天が祝福してくれているようでした。人間本来の「笑いと遊び心あり」でリスナーの皆さんと魂で繋がる楽しい番組がクリエイトできたらいいなあと思っています。

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<天高し・・・>

2019年10月27日

<天高し 涙キラリの 幼(おさ)なかな>

昨日、仕事の帰り道、地下鉄で出会った光景です。
席のお隣に小振りの可愛い花束を持った幼児がいました。「可愛い花束ね!」と語りかけようと思ったのですが、読みたい本があったので何故か読書を優先しました。<はっ>と気がつくと、乳児の泣き声が聴こえました。先ほどのお母さんが泣いている乳児を抱っこしていました。その赤ちゃんがジーッと私を見つめていました。
私は、ピースをしてから、その赤ちゃんに語りかけていました。
「涙、キラキラ!涙がキラリ!」    赤ちゃんの目から涙がキラキラと光りました。
「涙、キラキラ!涙がキラリ! おりこうさん! 賢いね!」を繰り返し唱えていました。

気が付くと、ご両親も幼児さんも一つの輪になってジーッと私と赤ちゃんの対話を聴いていました。

貴重な体験の場を戴きました。声は触覚的ですね。声になった言葉は、赤ちゃんの脳と同時に体全体に
届いているような嬉しい体験でした。

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「静かに」和歌に託せば・・・

2019年10月23日

「静かに」和歌に託せば・・・・・・

本日、朝日新聞を読んでいますと、<貴戸理恵の十人十色>の上記のタイトルが眼に跳び込んできました。

今年亡くなった作家田辺聖子さんが女学生の頃の話らしいのです。自習時間にクラス中がうるさくしていたところ、隣室の教師が教室に入ってきて黒板に和歌を書いたらしい。<底ひなき 淵(ふち)やは騒ぐ 山川の 浅き瀬にこそ あだ波は立て」。(「田辺聖子の小倉百人一首」から) 底の浅い人ほど騒ぐものだ、静かにしなさい、というメッセージだったようです。 

教師の教養もさることながら、叱られたときにもしっかり学んでしまう田辺さんです。この和歌についてよく考えてみたら、「声を荒げて叱る人は底が浅い、真に深みのある人なら黙っていても周りは静かになる」という意味にもとれるのではと貴戸さんは気づきましたが・・・・・・。
うーん、それは逆効果。事実なだけに何とも寒々しいと。

愚直に「静かにせよ」と言い続けるしかないのかもしれない。高い学費を必死で工面し、受講する学生もいるだろうから」。と当コラムは結ばれていました。

私たちが女学生の頃だったらこの和歌は通用するかもしれないと思いました。が、・・・ 現代では無理っぽいでしょうね。しかし、いい話だと思いました。元気を戴きました。

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<にわかファン>・・・

2019年10月22日

<にわかファン>・・・

本日、「天声人語」の<にわかファン>が眼に跳び込んできました。

急いで頭に詰め込むのは「にわか勉強」。いきなり降ってきてすぐやむのは「にわか雨」。様々なにわかがあるが、海外に紹介された例は初めてかもしれない。<にわかファン>である。

日本で開催中のラグビーW杯をめぐって、英紙に「niwaka fans」と載り<新参者、時流に乗る人>との説明がついたらしいのです。

サッカーの兄弟のような競技ながら、文化の違いが伝わってきますね。紳士のスポーツの矜持もあるのでしょう、観客のブーイングが少ないです。

外国人にも代表の門戸が開かれており、たとえば3年以上続けて住めば資格が得られます。私も最初は「日本代表っぽくない」と感じましたが、これもいいではないの、いいえこれは相当いいと思えてきました。国籍があろうがなかろうが、住む人、かかわりのある人全てで作るのが、この社会ですもの・・・。

本場の英国ではサッカー好きがラグビー好きを「お高くとまった連中」と難じることもあるようですね。
そう考えるとファンになる垣根は日本では随分と低いかもですね。冷めやすい点を割り引いても、多くのスポーツ文化を吸収できる強みがあります」と当コラムは結ばれていました。

家では夫がラグビーに釘付けになっていました。
私も、一緒になって楽しみました。

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<小説家は「洞窟の語り手の末裔」>

2019年10月20日

<小説家は「洞窟の語り手の末裔」>

本日、朝日新聞を読んでいますと、「文化・文芸」の欄から村上春樹さんの記事が目に跳び込んできました。

作家の村上春樹さんが、イタリアの文学賞グリンザーネ賞を受賞し、授賞式に集まった地元のファンらの前で講演しました。タイトルは「洞窟の中の小さなかがり火」でした。

29歳で小説を書き始めた経緯から語り出しました。
「1960年代のカウンターカルチャーを経ていたので、大学を出て企業に勤める気はありませんでした」と、当時はジャズバーを経営されていたようです。

「リズムは文学において不可欠」であって、店に立って昼夜聴いていた音楽が小説家になるための訓練となっていたと振り返りました。

書きたいイメージや情景が浮かぶと、短い文章にして、いったん机の引き出しにしまいます。こうした「衝動的に書き付けた使い道のない文章」は時間をかけて熟成され、長い物語へと発展していきます。
作家生活を40年経た今も、このスタイルは変わらないらしいのです。

小説家にとって最も大事なのは、「物語に対する本来的な信頼感です」とも。『小説の歴史は人間が洞窟で暮らしていたときから存在します』。 かがり火の前で語られ、人々の空腹や恐怖からつかのま開放した物語が小説の原初形態で、小説家はこうした語り手の末裔(まつえい)だと語りました。
<僕の書いた物語が世界の色んな場所の暗闇を照らし、これからも照らし続けることができたら、それにまさる喜びはありません>。・・・・・・そう講演を締めくくりました。

「なるほどナア」と私は妙に納得しました。人類が集団生活をするころから、この語りは必要とされていたんだと感銘を受けました。

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<あまどい「雨訪」・・・>

2019年10月17日

<あまどい「雨訪」・・・>

本日「編集手帳」を読んでいますと、<あまどい>の記事が眼に留まりました。

あまどい。そう聞くと、<雨樋>・・・民家に必ずある屋根の雨水を流すものを浮かべますが、同じ読みで<雨訪>という言葉もあるらしいのです。

大雨のあとに知人の家へ見舞いに行くことを、九州地方でこう呼んだらしのです。台風の通り道となる九州では、お互いを助け合う習慣があったのでしょうね。とっても温かい響きがありますね。

千曲川の支流が氾濫した長野県飯山市には、約50人のボランティアが集まったらしいのです。

この夏、甲子園に出場した飯山高校3年の倉科勇雅さんは<支えてもらった人たちのために頑張りたい>顔に泥を飛び散らせながら、ぬれた畳を民家から運び出す作業に追われました。岩手県釜石市ではラグビーの試合が中止になったカナダ代表チームが、スコップを手に泥をかき出す作業にあたったという。

この厚情を生活再建の気力に変える被災者の方は少なくないでしょうね。

災害ごみの処分、停電、断水、朝晩の寒さ・・・・・・試練の中に一筋の光のように<雨訪>の景色ものぞく。と当コラムは結ばれていました。

令和の時代を迎え、<十七条の憲法>の<和をもって尊しとなす>の日本古来の精神が彷彿としてきました。

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<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>67

2019年10月10日

<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>67

<1万円札になったゆるぎなき信念と生きざまの渋沢栄一の世界>67

裕福な農家に生まれた渋沢栄一は、外国との交流がほとんどなかった江戸時代に、幕府の使節としてパリの万国博覧会へ。その後ヨーロッパを回り、産業や経済についての知識を吸収しました。帰国後、明治政府に招かれ、大蔵省で新たな貨幣、金融、財政制度をつくりました。日本初の国立銀行を創立したほか、株式会社の考え方を導入し、数多くの会社設立に関わり、日本経済に貢献しました。さらに驚くのは、経済活動にとどまらず「商業教育」「女子教育」の一橋大学・日本女子大学など多くの学校設立に力を尽くしました。

* <無欲は怠慢のもとである。>   「渋沢栄一訓言集」

欲求がないことは、人をなまけものにするという意味ですね。「無欲」という言葉には、よいことや美徳といったイメージがありますが、じつは「こうしたい」「こうなりたい」という欲求は、行動のエネルギーであり、努力し続けるモチベーションともなりますね。

* <自分が信じぬことは言わず、知った以上は必ず行うという念が強くなれば、自然に言語は寡黙になり、行為は敏捷になるものである。>  「渋沢栄一訓言集」 (「寡黙」は、口数が少ないこと、「敏捷」は、動作がすばやいこと。)

* <真の智者には、動中おのずから静があり、真の仁者には、静中おのずから動がある。>  「渋沢栄一訓言集」      (本当に賢い人は、行動しながらも思考し、本当に思いやりのある人は、黙っていても相手のために行動している。

* <一人の楽しみは、決してその人限りに止まらず、必ず広くほかに及ぶ。>

楽しいと思って行っていることは、当人だけでなく周りの人々にまで影響を及ぼします。だから自分から楽しみを広げるべく生き生きと過ごすことが大切なんでしょうね。私利私欲を超えて社会や教育のために奔走した渋沢栄一の心をあらわす一言ですね。

* <才能を活かすとは?>     「なんでもおもしろいと思う本を読むことが才能の原点です。」

* <これから世に立つ人の心得とは?> 

「自分はもっとできるのに、こんな仕事しかさせてもらえない」「自分には、つまらない仕事しかあたえられない」十人のうち九人の共通する思いでしょうね。しかし、彼らは任せられた「平凡な仕事」「詰まらない仕事」でさえも処理できない。・・・・・・抱けば抱くほど、自分を逆境に陥らせる。それが不平です。  おのおのの境遇に応じて全力を傾け、自分の職に忠実に一歩一歩進んでいけば、信用を得るようになります。まわりから認められるまで耐えるべきです。   さらに、青年たちには、人格修養に励んでもらいたいと渋沢栄一は思っていました。

* <斃(たお)れて後(のち)已(や)む・・・・・・「心が老いない」生き方

六十を過ぎると、筋骨はどうしても衰えてきます。挙動動作が、おのずと鈍くなってきます。しかし、人間という動物には智慧があります。尊い智慧というものの働きが、年を取るにしたがって進んでくるのなら、年齢を重ねれば重ねるほど経験が増します。考えてみると、老衰とか老耄と言うのも、新たな知識を自分の中に取り込もうとしないことにほかならない。渋沢自身も、つねに学び、新たな知識を取り込んでいきました。まさに、儒家の経典のひとつである「礼記」に書かれている「斃れて後已む」の精神です。

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<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>66

2019年10月9日

<両手一杯の「ことば」セラピーと心の松明(たいまつ)・羅針盤>66

<戦後日本の漫画文化を切り拓いた手塚治虫の世界>

幼い頃から絵が好きで、漫画家を夢見ていた手塚治虫ですが、大学卒業後は医者の免許を取りました。しかし、どうしても夢を捨て切れず、医者として働く前に漫画家の道を選びました。「鉄腕アトム」など数々のヒット作を生み出しました。

* <一流の映画を見ろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。 そして、それから自分の世界をつくれ。>

*  <人を信じよ、しかしその百倍も 自らを信じよ。>

* <結局人間っていうのは 限られた命の中で なにができるか、どれだけのことができるかってことが 大切じゃないかと思っている。>

* <若いころになんでもかんでも 知識はためとくもんだ。>

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